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組織学:獣医組織学

2016/05/15   -

3版:この教科書は、アトラスとして期待してはいけません。組織学を文字で学ぶための教科書として、割り切って使用した方が良いと思います。そういった視点で見ると、この教科書も、光顕レベルだけではなく、電顕レベルまで記述がありますので、参考になると思います。(酒井)

4版:獣医組織学の教科書です.組織切片の写真はごくわずかです.そのため,組織学の勉強にはあまり役に立たず,買ってもほとんど使うことがありませんでした.獣医組織学の本としては“Color Atlas of Veterinary Histology”のほうが断然良いです.(NaO)

解剖学:Color Atlas Of Veterinary Anatomy: Volume 3, The Dog And Cat

2016/05/15   -

解剖学のカラーアトラス。明確な写真と、同部位のイラストが並列されいて、非常にわかりやすいです。
解剖学の基礎を学んだ後に、詳細な解剖を調べるときに重宝します。いきなりこのアトラスだけを読んでも、情報量が多すぎて、むしろ戸惑うと思います。
日本語版も出版されています。解剖学用語は英語で読むのはかなり困難ですし、アトラスですので、日本語版を買うのも良いと思います。(酒井)

解剖学:Guide to the Dissection of the Dog

2016/05/15   -

Howard E. Evans, Alexander de Lahunta, Saunders, 2010
amazon

イヌの簡潔な解剖学書。Penn大の指定解剖学教科書になっていました。写真ではなく、明確なイラスト(スケッチ)で、大まかな解剖が書かれています。
イヌの詳細な解剖書Miller's Anatomy of the Dog の簡易版なので、これでは物足りない方は、是非親本にも挑戦してみてください。(酒井)

イヌの解剖学の教科書です. 基本的な語句の説明から始まり,骨格,頚部・胸部・前肢,腹部・後肢,頭部,神経系と続きます. 頚部から順番に解剖していく手順と,その時に観察できる骨・筋などの名前が順番に説明されています. これを読みながら解剖していくことができれば良いのでしょうが,そんなことはほぼ無理なので,イメージしながら読んでいきましょう.
図は写真ではなくスケッチです.スケッチなのは良いような悪いような,何とも言えません(笑).適度に詳しい説明ですが,これの親本があるらしいので(Miller's Anatomy of the Dog),更に詳しくやりたい方にはそちらをおすすめします.(NaO)

解剖学:家畜比較解剖図説

2016/05/15   -

非常に詳しく書かれた解剖学のアトラス。白黒の古風なイラストが右ページに、簡潔な解説が左ページに載っていて、見開きで見やすくなっています。イヌだけでなく、ウマ、ウシ、ブタ、ヤギ、ウサギ、ニワトリなどの解剖もきちんと載っています。脈管系の一部がカラーです。組織像まで言及している項もあります。
私は、病理解剖の際に、よくお世話になっています。(酒井)

解剖学:新 犬と猫の解剖セミナー -基礎と臨床-

2016/05/15   -

大変簡潔に書かれた、解剖学の本。解剖学は、覚えようと思えば際限がありませんから、基礎の基礎だけが書かれたこの本は、入門書としては良いと思います。
しかし、実際の写真がほとんどないこと、ウマやウシに関しての記述がないこと、外科学に必要な局所解剖がほとんどないことから、これ一冊では不十分です。あくまで、基礎を押さえる教科書として使う方が良いと思います。(酒井)

解剖学:カラーアトラス獣医解剖学

2016/05/15   -

上-hontoで購入 下-hontoで購入

全ページフルカラーで、模式図・写真・X線写真が多用されており、とても綺麗で読み易いです。ただし、図と本文が、数ページ離れた場所に書いてあったりするので、注意が必要です。(TAMA)

何故か翻訳本のほうが安い、不思議な本です。リンクは原著に貼ってあります。Amazonで中身の一部が読めるようになっています。(酒井)

原著-Veterinary Anatomy of Domestic Mammals: Textbook and Colour Atlas

マンガ:まんが医学の歴史

2016/05/15   -

「Drコトー診療所」も監修されている茨木医師による、医学史の漫画です。いわゆる学習漫画のノリですが、そのテーマを医学の発展に絞ったもの。もともと雑誌掲載されていたシリーズに書き下ろしも追加し、計52話(各6ページ)のエピソードが紹介されています。
ヒポクラテスからiPS細胞の中山先生まで、古今東西の重要人物について知ることができます。特に力が入っているように思われたのは、解剖学の夜明けに携わった死体狩りのヴェサリウスです。いかにしてルネサンスの時代に教会の権威に変化がもたらされたのか、非常に興味深く読み進められます。
いまある医学がどのような経緯で発展してきたものなのか、考えるきっかけとなることでしょう。医学史の導入として、手軽に読める1冊です。(kimu)

その他:新獣医学辞典

2016/05/15   -

獣医学領域に特化した辞典です.一般的な辞書と同様,五十音順に項目が並んでいます.最後には英語の索引も付いているので,専門的な英単語の意味を調べる時にも使えます.値段は少し高かったですが,とても頻繁に使っているので,買って良かったと思える本の1つです.(NaO)

その他:明解 獣医学辞典

2016/05/15   -

簡潔な辞書。辞典と名が付いていますが、辞書くらいの大きさです。専門用語の意味を調べるときに、手元に教科書がないときに便利です。しかし、内容に対して少々値段が高いと思います。図書館等で実際に見てみて、買うに足るかどうか判断してみてください。(酒井)

生物学:Essential Cell Biology

2016/05/15   -

Bruce Alberts et al., Garland Science, 2004
amazon
日本語版-hontoで購入
上記の本のessential版。親本を読むのはきついという人は、こちらが良いと思います。これも、細胞生物学を一から学ぶのに最適の教科書。結構分厚い(800ページ)ですが、じっくりと読んでも2ヶ月で通読できます。また、通読できるように書いてあります。図も豊富(フルカラー)で、途中に多くのコラムやまとめ、問題があり、各章末には章末問題もついています(巻末に回答がある)。
日本語訳もありますが、原著もかなり簡単な英語で書かれているので、英語の勉強もかねて、原著で読むのも良いかと思います。翻訳本の方が安いという、珍しい本ですが、実は原著にはCD-ROMが付属しており、パソコン上で再生できる多くの動画が含まれています。残念ながら、翻訳本にはついていません。(酒井)